誕生日なので社員募集します
いい年こいて誕生日です!っていう話じゃないのですが、TwitterやFacebookでお祝いの言葉をいただきまくってちょっと意識しちゃいました。
誕生日的に振り返ればiPhoneが発売されてから早4年、その間、いろいろなものが変わり、進歩し、ちょっと前は「信じられないほど多くの人がiPhoneを使うようになった」と言ってましたが、「誰もが携帯を持つ時代になった」と感慨深く思った10年前と同様、誰もがスマフォやアプリを使うようになったと言える日はほぼ目前です。
幸いにして、私もスマフォでのアプリ開発に創世記から挑み、振り返れば非常にエキサイティングな日々でしたが、ここ数年ではAppBankさんとの協業で運営してるポケベガのユーザーの拡大と、今後の世界規模の展開、拡張の話などを進めており、iPhoneの器の深さと広がりはどんなに挑戦的アイディアを描いても実現できてしまうので、未だに夢のデバイスをひしひしと実感中です。
ポケベガの予定の数々はつくづく「こんなに時間かかってすいません!!」と思わざるを得ないのですが、実に開発開始してから2年もたってしまい、、、今だに「このアプリはサグラダファミリアか(バルセロナにある、300年計画で作ってる教会。着工から150年経過)」って勢いで超絶な拡張計画と要望と問題対策の山、、っと考えるだけでやや疲れる感じですが、ある意味こんなにユーザーが保たれてるプラットフォームってiPhoneアプリで他にあるかしら?と思うほどやり込んでいただいたり、最近ではプレイ回数が2億回を数えるに至り、関係者の皆様・ユーザーの皆様には厚く感謝です。
前置きが長いので3行で言いますと
・ポケベガの盛況ぶりと課題と予定は積み上がる一方
・毒を食らわば皿まで。じゃないけど「だったらもっとやっちまえ!!」で死ぬほど拡張が決まり新スタジオ設立決定
・新スタジオにむけて社員募集などが始まるが、重要なのはまず、やり甲斐あるスタジオを作ること <今ココ
っと、ちょっと話が飛びますが、新たなゲーム開発スタジオの設立と、社員募集の準備をしてたりします。
そもそもポケベガってなに?って人はコチラをご参照ください
新スタジオについて(画像はおもくそただのイメージです)
今の時代、スマフォでのコミュニケーションはますます自然になってゆき、ゲームとネットの自然な融合、とか言うと難しい話ですが、要はポケベガのように、超自然に誰かと即一緒に遊べる、というのが常識化する、というか、多分あれより前の時代のものを作るのは既に許されないんだろうなという危機感を持つ今日この頃。
そんな時代の波をがっちり受け止めるために、しっかりしたスタジオを作るぜ!というのが命題でいい感じの職場を作るべく、場所借りたり機材発注したり、募集時の要項(いわゆる条件や福利厚生)などの原型を作ってるのですが、それらは全て、可能性溢れる開発者に「おお、それなら 俺の・あたしの パワーが炸裂するぜ!!」とピーンと来てもらうために他なりません。
っというわけでピーンときてもらうための情報の数々を早速ご覧になってみてくださいまし。
どんなゲームを作るの?
始めに言いたいのは「目標はiPhoneを活かしてゲームの常識を作り直すこと」ということなのですが、次に言いたいのはあんま高望みした目標掲げても疲れちゃうので、リラックスしてやりましょう、ということです。
そもそも、iPhoneのポテンシャルをきっちり引き出せば、これまでの常識を塗り替える体験を作るのって、実際のところそんなにハードルの高い話ではない(そこそこ高いけど)と私は考えます。言うなれば、iPhoneが作った常識に沿って丁寧に仕事をすれば、必然、これまでの常識を越えたものになると言えるでしょう。
そうした、これまでの常識を越えた最高のゲームがポケットから出したらすぐに出来る。それが目標です。
そして、ここで言う最高のゲームの最低条件としては
- ロード待ちがほとんど感じられない
- 対戦がすぐマッチする
- すぐ遊び終わる、何度も遊べる
他にも最高のゲームと言える定義はいろいろありますが、これまでポケベガの体験を最高に楽しいモノにするために心がけてきたことはこの三つで、丁寧にやれば実現できることであると同時に、もはやモバイルゲーマーに必須とされているモノです。
そしてモバイルゲーマーは既に世界人口規模。期待通りのモノを作れば、これまでの常識では計れないほど多くの人に愛用して貰えます。
だがしかし、私が考える最高の条件を揃えたゲームって、まだまだ少ないと思うんです。
これまでポケベガでは定番ゲームを最高の状態でリリースすることに注力してきましたが、まだまだ、あってしかるべき定番的なゲームが今のモバイルユーザーが求めるレベルに達してないと思いますし、そうした本質をしっかり実践するスタジオをこの時代に作ることって、モバイルで染まってくこれからの世界で大きな意味を持つのではと思う面もあります。
っというわけで、まずは皆に遊びやすい、丁寧な定番ゲームをがっちり作っていきましょう!
定番とは?
これまでポケベガが導入してきたソリティア・ポーカー・大富豪などなど、いつの時代も遊ばれてきたゲームも時流に合わせて最適な形も変わってると思います。
また、これまで導入してきたゲームは私の手の届く範囲のもの(個人レベル)というシバリがありましたが、新スタジオではこれまで以上のスケールでいろいろと作れる様になるのは嬉しいところです。
なにより重要なのは「これまであった定番ゲームを凌駕して手を伸ばしたくなる新しいポイント」を創造すること。
宇宙カジノというアプローチもそうでしたが、これまであったゲームを新鮮なアレンジで楽しんでもらうのも面白い課題です。
今後はポケベガとの別アプリもどんどん展開する予定で(そうするとアプリ容量制限がゆるくなって、色々盛り込める)
かつ、これまでのユーザー同士がアプリの枠を越えて、自然にコミュニケーションできる統合システムも開発するつもりです。
つまり、ポケベガで慣れ親しんだ友達やUIを今後の新作アプリでも引き継いでいくことで、ポケベガのユーザーは新作アプリもかって知ったる感じで遊べるとイメージして貰えますし、話題として話しやすいですしね。
がっちり働きつつリラックス出来るスタジオ
作るものも重要ですが、働きやすい環境はより重要。
せっかくのぴかぴかの新スタジオなので、必然、機材もぴっかぴかです。
方針では標準でiMac 27inch SSD + 最速CPUを全開発スタッフに標準装備。希望者にはデュアルディスプレイ。
これはもう、容赦なく極上の環境だと思います。
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椅子は「オフィスチェアのメルセデス・ベンツ」と名高いアーロンチェア。机も一味違うGARAGE製。見れば唸り、座れば一体化するレーシングカーのような集中仕様。
そして、同じく重要なのはiPhoneやiPadなどの開発のターゲットとなるデバイスですが、これも会社の支給品や共用品だと「俺、もうiPad持ってるから、2台あるとうざい」という人も出てしまうので、開発スタッフが自分用のデバイスを買いやすい支援制度を設け、全員が自分のデバイス(iPhoneやiPad、MBPなど)を所持できるようにする制度を持ちたいと思います。
その名も ”マーケティング支援金”
Apple製品やゲームを買うことを会社が補助
マーケティング支援として、毎年五万円程、Apple製品を買うための支援金を出したいと思います。iPhone/iPad、はたまたMacBookなど、ニーズにあったものを各自で買った方がやりやすいでしょう。
また、常々やりたかったことで、スタッフの意識活性化のために、ゲームを買ってエンディングまでちゃんとプレイすれば、その領収証を会社で買い取ることもしたいと思います。アプリの場合はiTunesカードを支給します。
基本過ぎることですが、ユーザーと同じ体験をしつつ、その先を考える。結果的に開発力が高まるであろう日常の生活を、僅かですが会社からも支援出来ればと思っています。
そうした支援制度の他、肝心の職場環境も、ちょっと風変わりな割り振りとしています。
大企業になかなかないもの(多分)「和室」
いわゆる普通のフロアが開発室ですが、その真横にバカでかい和室が休憩スペース兼プレゼンルームとなっています。
「連日の会議詰めで会議室恐怖症!」という人はそんなにいないと思いますが、和室でビーズクッションにのっかってれば、そんな人でもリラックスしてくれるのではと思います。
そもそも会議室用途というより、充実した休憩空間ということで、畳の上で、かつ、仕事中の同僚に見られない落ち着いた中でごろっと寝てしゃっきり気分を切り替えたり、仕事おわりに大画面でわいわいとゲームやったり、そういう畳じゃなきゃ出来ないクオリティの娯楽をたっぷり楽しんで、翌日の仕事の活力も充電しちゃいましょう。
私の良き思い出で、昔スクウェアという会社で働いてた時に数々の名作を開発してる同僚に囲まれてたのですが、仕事が出来る人ほど優れたゲーマーで、私もぶっちゃけまぁ、大抵の場合負けないっすよってくらいゲーマーだったので仕事終わりは毎日スト2に明け暮れてたものでした(基盤が会社にあって、並んで皆で遊んでた)その時に「めくりアッパー昇竜が出来る人間が豊富にいるチームは素晴らしいゲームを作る」という事実を学んだのですが、冗談抜きで同僚となにかを日常的に競うのは仕事にも良い影響をもたらしてたのではと思います。
また、開発に付きものの区切り事のレビューミーティング(出来たゲームの途中段階を皆で見る会議)も、欧米だとピザやビールを振る舞われ、締め切りまでの疲れを癒やすという話もよくありますが、このスタジオでは和室を活かしてすき焼きとか焼き肉とか出来たら最高だなぁと思ったりします。そのためには料理うまい人が加わるといいですね。あと、皿洗いが嫌いじゃナイ人。
ともあれ、なぜこうした部屋にこだわったかと言えば、ここ数年、在宅の個人開発者やノマド(スタバでパソコンしてる人)などの面白いスタイルが定着しつつあるので、「もっと面白い場所にしなきゃ会社来ないだろ」という考えがあります。
既にグーグルを始め、そうした考えを実践した会社もいくつかありますが、ウチならではの面白さというのを追求してきたいですし、勉強熱心なスタッフが揃ったら、週末は勉強部屋としても解放したいなと思ったりもします。
勤務地:新丸子
(東横線・目黒線)
新丸子駅から徒歩五分
多摩川駅から15分
(東横線・目黒線・JR線)
武蔵小杉駅から12分
特にオススメは多摩川からの通勤、ひろびろとした景色を毎日見るのは、日常の感性に凄まじいまでに良い影響を与えてくれます。これは都心勤務ではなかなか得られない特典!
スタジオも信号越えたらすぐ多摩川という位置なので、ちょっと詰まったら川の土手を散歩するのも良いでしょう。野球やサッカーに明け暮れる少年達を見れば気力も回復するものです。
また、多摩川といえばバーベキューも盛んなので、春にはそんなイベントも出来たら楽しいですね。
ちなみに恵比寿・渋谷・目黒から15~20分。都心勤務に慣れた人にもアクセスしやすく、一人暮らしのしやすい街に囲まれてるのもポイントじゃないかと思います。
ガチで最高の環境
「最高」というと求人の定番の釣り文句だったりする気もしますが、私なりに考えた最高が前述した感じのものです。私自身、SSDのiMacでの開発や多摩川での散歩は最高だ!!と思いながら、iYamato/LightBike2/PocketVegasなどなどのゲームを開発して参りました。
いわゆるGoogleなどの職場にいたら「え、こんなもんで最高なの?」と思われるかもで、プールやフリーランチなどの設備は残念ながらないのですが、Apple的に言えば、ごてごてとした機能はなくとも、体験が最高ならば最高なのだ、を実践できる材料は揃えてきたいと思っています(そのための↑のいろいろな話)
職場がハードウェアなら、同僚と過ごす開発の日々はソフトウェアで、毎日、決まったルーチンワークをこなすだけならハード的なのですが、会社としても補助してるマーケティング(要はゲームやApple製品を買って遊ぶこと)の話を交わしたり、仕事のレビューを旨い飯でも食いながらするのがしやすい形(そのための和室)を導入することで、ソフト的な充実は俄然深まると思います。っていうかそんなことを私、昔やってたんですよね(いわゆる、古き良きスクウェア時代)
体のイイ逃げ文句で言えば「本当に最高の職場はあなたが来て作るのだ!」ですが、↑のようなものを用意して、こんな環境で働くことに興味ある皆様のご応募をお待ちしております。
応募方法
履歴書の郵送とか要らないです。
日本式のフォーマットの履歴書も要らないです。
20M以内のZipに自分の写真(顔がわかるもの)、PRになるもの(PDFやDoc、テキストでの自己紹介やポートフォリオ、住所と電話番号は一応いれといてください)、後述する課題を詰めて送ってください。解像度、枚数、自由です。
geppetto.recruit@gmail.com
また、新スタジオのオープンは2012年2月の予定なので、最短でも勤務は2月からになります。採用規模は10人くらいを考えています。
どの職種にどのくらいの人数、という考えは薄く「全員Unityが使えるのが普通で、それぞれ、プログラムやらグラフィックやらに専門性を持ってる」というのが理想です。
一昔前なら「そんな夢みてぇな話、日本にはねぇよ」と思われちゃうかもな贅沢な話ですが、今は日本語の入門書も充実したので、そんな話もそろそろ出来るのでは?!という魂胆です。っというか、そのタメに本を書いたのでした。
また、課題と同時に、課題のやり方も書いておいたので、興味を持ってくれた方なら、一切のお金を掛けずに出来ます。必要なのは情熱だけ!
勤務条件などはコチラ
プログラマ向け課題
ゲームデザイナ向け課題
グラフィックデザイナ向け課題
ちなみに私はこんなん作ってみました。ある程度慣れてる私だと30分くらいですが、「最低でもこんくらいはやるだろう」という完成度をやってみた感じです。
理想的な採用のためにも、募集も課題もある程度、競争的であることが望ましいので、最低限の想定を例にすることで、是非、応募者の方々のさらなる創造性をPRすることに集中していただければと思います。
私が応募するなら、XXにするよなぁとかYYでZZにしよう!、とかいろいろ考えてたりするのですが、あんまり言うとハードル上がってしまうので、ひとまず↑を遊びながら、ちょっとやってみっか!という気になっていただければ幸いです。
それでは是非、新スタジオで会いましょう!!