OS4.0で変わること

iPhone OS4.0が発表され、全世界騒然で「iPad、OS4.0と革命的発表連発で未来が楽しみすぎる!!」と解説記事が踊りまくってますね。

マルチタスク、iAd、ゲームセンター、などなど、どんだけ面白いんだという機能がてんこ盛り。
とくにマルチタスクは想像以上に面白そう。GPSアプリを起動しっぱなしで「指定したところに近づいたらお知らせが来る」とかできるし、もっと言えば「24時間鬼ごっこアプリを起動しっぱなしで鬼が近づいたらお知らせ起動、鬼は東京だけで4万人います」とか無鉄砲なアプリを作ることも可能。

DSのすれ違い通信も面白かったですが、あっちはドラクエや動物の森のカードをセットして起動してすれ違いモードにしなければならかなったのに対し、OS4.0ですれ違いっぽいことをしたかったら一回アプリを立ち上げたら最後、あとは通常使用時もずっとアクティブなので「鬼ごっこ人生も疲れたのでリタイヤしたい」と思ってタスクマネージャでアプリ終了させるまで無意識に楽しめるシロモノ。

また「アプリの終了はほとんど意識させない」という作りも斬新。面白すぎます。


そんな鬼ごっこの例のように、常に身につけてるiPhoneならではの新体験アプリは増えてくでしょう。

さらに言えば、iPhone/iPadで済むことをMacWindowsで作られるようなことは今後は激減、もしくはなくなると思います。

ある程度ヒットするソフトなら横展開としてWindowsAndroidに移植する意味はあるのですが、iPhoneで済むならiPhoneでいいじゃん、がおおすぎですよね。
例えば簡単なお絵かきソフトをWindows用に作ろう!って人はiPadiPhoneに触れてたらまずないでしょう。
あるとしたらマーケティング的な意味合いと思いますが、マーケティングとしてWindowsがAppStoreに比べて得策ではないとはっきりする特異点は目前だと思います。
単純にMacWindowsiPhone/iPadで作ったデータが見たいというニーズに対応するならクラウドデータにしてWebで見れるというのがイカすんじゃないですかね。

OS4.0の発表後の全体的な論調は「Appleは本気で市場・時代を獲るつもりだ、Googleと覇者の座をかけて超がちんこ」という感じの印象ですが、実際問題、日常の実用的なことがiPhoneで処理できて、アプリ自体もiPad/iPhoneで作り込まれることが圧倒的にほとんどなので、今まで使ってたものをわざわざ起動するってことは無くなるというのが目に見えてるのと(例えばAdobe Acrobat Readerとか今後起動しないと思います)、今までの常識がひっくりかえる特異点がOS4.0 + iPadというタイミングに他ならないという思うのにマルチタスクやiAdは十分なインパクトだったと思います。

↑みたいな話は大なり小なり世界の各所で出てる話で、真に重要なことは自分がどうするかとか、地元での盛り上がり。

盛り上がりが足らずしてなにか出来ずして遅れをとる、といったことが無いように、しっかりばっちりやってきたいと思います。