【日刊レビュー】エベレスト3D


109シネマの映画の日なので格安チケットで鑑賞してきました。

劇場でIMAXで見てなんぼの超過酷環境を臨場感たっぷりの音響と3Dでみましょうな映画。

実際にあった遭難事件に沿った話とのことで、実在の人物とクロスオーバーする描写は涙を誘います。

しかしヒューマンドラマと究極環境物としては、実は本編前に予告で流されるロバート・ゼメキス監督の話題作「THE WALK」の息を飲む演出が神すぎて、肝心の本編が色あせまくりと思ってしまったり。そもそもどっちも究極高所物ってかぶりすぎなのか。

個人的にはバカと煙に分類される高所好きなのでガクブルの難所をガツガツ登ってくところは見応えあったかなと。んー、でもアクロバットな登山というより、酸素欠乏との戦いのがメインな感じで、絵的にはちょっと地味だったかも。

 

 

【日刊レビュー】志向の広末の一本・鍵泥棒のメソッド

 Netflixに「鍵泥棒のメソッド」が出てたので喜んで再鑑賞!

鍵泥棒のメソッド

鍵泥棒のメソッド

 

 あらすじ

売れない貧乏役者の桜井武史は銭湯で、石鹸でツルッと滑って頭を強打して意識を失った山崎信一郎の脱衣場のロッカーの鍵を拾う。脱衣場で居合わせ、彼のロッカーを開けた桜井は、山崎の羽振りの良さを見て、山崎の全ての鍵と自分の全ての鍵とをすり替える。

 

ドラマ「半沢直樹」の共演と成功が轟く堺雅人香川照之の名コンビの顔芸の応酬をコメディで見れるのも至福ですし、その顔芸にノーリアクションで応戦する広末が素晴らしいコントラストになっている、っていうかBBA広末として志向の一品。冒頭から3分は何度見てもイイ。

話も伏線もその回収も気持ちイイんですが、終始繰り出される必殺の顔芸にがっつり心掴まれて安心して楽しめる娯楽作っぷりが本当気持ちいい映画だと思います。

香川照之が記憶喪失で天涯孤独になるくだりも、堺雅人がそんな記憶喪失の香川照之の財布を盗んで罪の意識をバリバリ破ってうまいもん食ったり買ったりしながら人として転落し続けるなど半沢直樹を見た人なら、その役所のギャップもまたよしかと。

とりま、Netflixなど無料で観れる状況なら、冒頭3分の広末見てみましょう!

 

【日刊レビュー】ジョン・ウィック

きたー!!!ついに公開!!!待ちに待ってた!!!!



本当に気持ちよく絶賛できる傑作でした!!

ストーリーは予告編に全部載ってるようなもんなんですが、マフィアのボスを父親に持つチンピラが意気がって絡んだ中年のキアヌが実は伝説の元殺し屋で、チンピラが調子に乗って鉄パイプでキアヌ殴って愛車は奪うは邪魔する飼い犬は殺すわの蛮行。

喜んで車を奪ってはしゃぐ冒頭の後、ガクブルで「え、おま、その車、え、あの人の?」というツッコミから結末までの痛快復讐劇は予測をどんどん越えて肥大化するのがこの映画の見所。

キアヌがマフィアから何から目の前に立ちはだかるものを掃討してくのも痛快ですが、終わってしまえば車は帰ってくるわけだから、「飼い犬一匹の命>>>マフィア全員」っていうデススパイラルのスケールがまた読後感を気持ちいいものにしてくれます。

見所は予告を見ただけで背筋に走るキレキレのアクションのみならず、闇の業界の人々のさらっと流れるやり取り。職業殺し屋ばかりをサービスしてる高級ホテルとか面白すぎるでしょ。

しばらくは予告編みなおして余韻を楽しみたい一本です。

【日刊レビュー】トゥモローランド

パイレーツ・オブ・カリビアンに続くディズニーランド映画、イッツ・ア・スモールワールドに隠された秘密的な。

何と言っても気になったのはブラッドバード監督、名作すぎる「アイアン・ジャイアント」を始め尾田栄一郎的な心の琴線に触れる演出が冴える一級監督。

何より白眉な点はヒロイン2号のアンドロイド、アテナちゃんが無限に可愛いすぎる。監督どえらいの捕まえましたな。今後、オスメント氏、クロエ・モレッツに並ぶドル箱になる気配がプンプンです。

肝心の内容は色々と捻りとスパイスの効いた映画で、大人には退屈なんじゃないかと心配した幸せワールドだけど、絵代わり味代わりで楽しめました。
ジョージ・クルーニーが子供映画に出るってだけでなんかハラハラしますよね。


PS:自宅仕事に乗じて色々見てるので1日1個くらいレビュー書いてみようかなと思いました。打倒三日坊主。