【日刊レビュー】男なら観ろ!ブラックレイン

仕事中のテンションを上げるサイドスクリーン映画として抜群のリプレイ率の一作。 

監督のリドリースコットにして「最高の悪役」と言わしめた松田優作の遺作にして、ニューヨークに迷い込んだYAKUZAと凶暴とセックスシンボルの塊こと刑事マイケル・ダグラスの激突。おまけにアンディ・ガルシア高倉健まで付いてくる。

ついでに言えば撮影はヤン・デボン、音楽はハンス・ジマーだ、数え役満でダブルまでいくぞ。

もう配牌で字一色か?ってほどの空気感とサウンド。そこからアクションシーンへ移る緊張のグラデーション。たまらん。

ラストシーンからクレジットロールまでのテンションのつなぎが大好きで未だに「あそこだけ見よう」と思って起動したら、結局最初から最後まで見る羽目になる。そんな映画。

多少古い映画なので観てない紳士もいるやもですが、男なら観ろとしか言えない名画です。