【日刊レビュー】志向の広末の一本・鍵泥棒のメソッド

 Netflixに「鍵泥棒のメソッド」が出てたので喜んで再鑑賞!

鍵泥棒のメソッド

鍵泥棒のメソッド

 

 あらすじ

売れない貧乏役者の桜井武史は銭湯で、石鹸でツルッと滑って頭を強打して意識を失った山崎信一郎の脱衣場のロッカーの鍵を拾う。脱衣場で居合わせ、彼のロッカーを開けた桜井は、山崎の羽振りの良さを見て、山崎の全ての鍵と自分の全ての鍵とをすり替える。

 

ドラマ「半沢直樹」の共演と成功が轟く堺雅人香川照之の名コンビの顔芸の応酬をコメディで見れるのも至福ですし、その顔芸にノーリアクションで応戦する広末が素晴らしいコントラストになっている、っていうかBBA広末として志向の一品。冒頭から3分は何度見てもイイ。

話も伏線もその回収も気持ちイイんですが、終始繰り出される必殺の顔芸にがっつり心掴まれて安心して楽しめる娯楽作っぷりが本当気持ちいい映画だと思います。

香川照之が記憶喪失で天涯孤独になるくだりも、堺雅人がそんな記憶喪失の香川照之の財布を盗んで罪の意識をバリバリ破ってうまいもん食ったり買ったりしながら人として転落し続けるなど半沢直樹を見た人なら、その役所のギャップもまたよしかと。

とりま、Netflixなど無料で観れる状況なら、冒頭3分の広末見てみましょう!