【日刊レビュー】至高の3D映画:ゼロ・グラビティ
半年に一度は再鑑賞したくなる、至高の究極環境脱出劇ことゼロ・グラビティ。
昨日見た時は初めて日本語で鑑賞。字幕ない方が没入できるけど、正直、未だに字幕なしで洋画を見れない自分。この映画の純粋な画は字幕はあまりにも野暮なので日本語で大正解と認識。
宇宙空間ということで音響効果は薄めなので日本語音声でもエフェクト感はほぼ一緒なので日本語鑑賞がベストと今更ながら思いました。
でもジョージ・クルーニーの渋い声が聞けないのだけ残念。
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さてこの映画、登場人物がジョージ・クルーニーとサンドラ・ブロックの二人だけ。そんだけで2時間釘付けになる描写も凄いが、「常識、壊しちゃいました」とお前それ甘栗じゃねぇんだぞって勢いの革新的演出の数々。
特に注目をされるのは20分にも及ぶ長尺の1カット芝居の数々。見てる側はニコ生を30分1カットぶっ通しで見てるような感覚で、宇宙で一発撮りしてきたように見える勢い。
だがしかし!!それらのカットの数々はなんと4年もの歳月をかけて練りに練った計算と、バカみたいな大掛かりな舞台装置の中で繰り広げられた男のロマン。
考案した監督も結果が出るまで針のむしろのように「大丈夫かコレ??」と突っ込まれまくりすっかりやさぐれた様子なのがまた素晴らしい。
映画『ゼロ・グラビティ』驚きのメイキング映像 - YouTube
「本物の革新を作るなら4年くらいかかるもの」という監督の言葉も、数々の賞を受賞し、至高の3D映画と言わしめた今はとても突き刺さります。
そうした革新の数々はすべて違和感除去のための裏の苦労で見てる側からは無味無臭、故の無類の純粋な絵作り。そうした限りなく純粋な宇宙の画の中で、深く重く奥行きのある人間ドラマ。
そのシンプルな味付けに世界中のファンが一発で惚れ込んだ傑作。見てないなら見るべしです!