日本酒飲もうぜ

以前も日本酒についてエントリ書きましたが

日本酒に被せ見る日本のゲーム業界

日本酒って今や日本の誇る、職人気質たっぷりの身近なお酒。

前回のブログでは20年くらい前は大手メーカーの粗製濫造で日本酒のイメージはどん底、、しかし骨のある職人と判ってる居酒屋の増加で人気復活、世界の高級酒にまったくヒケをとらないクオリティと人気ながら、世界で高級ワイン並で売られる酒を日本では生ビール並の値段で飲める。

そんな話を書いたり反響もいただきガブガブ飲んでたんですが、、、

話は変わり、、3.11以後のある日、こんなTLが流れてきました。


気仙沼の蔵本(酒メーカー)が奇跡的に在庫が無事。しかし、地元用のストックだったので売り先がありません。」


桜が咲いてた時期でもあったので「その酒で飲み会あったら絶対いきます」と無茶ぶり的なRESをしたところ、実際に飲み会をやることになって足を運んだのですが、、、


5千円の会で被災地支援感覚で行ってみたらびっくり。いやぁ、、、マジで旨かった、、、というか、、、超ゴージャスでした。。



当日は手配、幹事をされた@chibita3さんのお手製のお酒ガイドまで用意されてた上、予想を裏切って、こじんまりとした雰囲気いいイタリアンの店を借り切りで(店のオーナーさんも主催なのかな)、料理も絶品。

次々に出るイタリアンの絶品皿に、アルコール度数のある日本酒を最初からガチで合わせて食うってのは、なかなかない経験で、当初の被災地支援という感覚はどこへやら。いやぁ、超うまかったっす。

「こんな支援なら毎日行きますよ!またやってください!!!」という話もあちこちから出てて、実は来週の月曜に2回目が早速開催されます。


@chibita3【呑んで支援!】7月4日(月) 19:30〜 池ノ上:ボンジョリーナにて、『第二回東北のお酒とイタリアンの日本酒の会』開催決定!今回はまだお席に余裕がございまーす!良かったらご参加ください。会費は5000円です!予約制です〜!残り5席程度!



そんなに大きな会じゃないのですが、まだ席があるらしく、下北のあたりに足を運べる人にはまこと、お勧めです。Twitterでの呼びかけなので、興味あったらDMかメンションでchibita3さんへお問い合わせを!
(私は、、その日は銀座でポケベガの講演に行く予定。。っていうかそっちの告知しろよって話もありますな)


しかし、この会がなぜそこまでお値打ちの品を(しかもたくさん)楽しめる会だったかと言えば、手配、主催の方々が現地出身ということで地元の誇りである職人が手を掛けた名品が被災し、埋もれるかもという時に、大きな協力心が生まれるのは当然なわけで、、むしろこの機会がそうした名品が広まる機会にしたいのは当然というか、被災した分を埋め合わる一助になればと思うと、行った私も広まって欲しいと思うようになるのもごく自然な話。

無論、被災地の現状を聞き、刺さる思いも多々ありましたが、、このエントリとしては、日本酒の良さを知る人が一人でも増えて欲しいな、という願いにフォーカスして、ちょっとばかし日本酒の話を。


旨い日本酒の衝撃

皆さん、いい酒、飲んでますか?

昔、近所の焼鳥屋さんのトイレにそんな張り紙があったのですが(知る人ぞ知る店だった)


昔話ですが、20歳くらいの時、酒の良し悪しなどよくわからず、物は勉強と思って、高級ワインを一本買ったことがあります、2万円くらいの。

友達8人くらいで分けて飲んで(一人、二口くらい)、うん、確かに旨いかもね。って感じだったんですが、単に一回無茶やっただけで、別にそれで酒が好きになるってことはありませんでした。だって高いし。

20代中盤までは、飲みに行けばビールと洋酒(ジントニックとか)とかだったんですが、今は焼酎と日本酒しか飲まないオヤジだったりします、しかも結構飲みます。

っていうか、ある日のことですが、料理自慢、酒自慢の居酒屋に行って「これ飲んでみてくださいよ」と出された酒を飲んで、冷たくすっきりと染みる味に「え〜、こんなのいくらでも飲めちゃうでしょ」と日本酒に開眼したものです。


なんつーか、すっごい旨いものって口にすると、舌にその感覚が残って脳で必死にその旨さのスキャンに集中しつつ、スキャンのフォーカスが喉の奥まで続きながらも、旨い水を飲んだスッキリ感が一緒に食べてるものをまた引き立てるって感じでしょうか。

二郎でラーメン食って、冷たい水をぐっとやると旨さが超ひきたつ、とかあると思うんですが、イイ酒はそんな相乗効果がムチャクチャ高いんですよね。


仕事でストレス溜まると衝撃で中和するのが心情で、富士急とかバンジーとかスカイダイブとか大好きなんですが中々いけないので、やっぱ旨い酒をぐっと飲んでうめぇ!くわ!!!っとクルと浮き世の垢も落とせるしいいっすね。


旨い酒の値段

イイ酒というと「お高いんでしょう?」という感じもしちゃいますが、もし、日本酒にまだ開眼してなかったら、料理自慢、味自慢の居酒屋(食べログで3点以上だったらいいんじゃないでしょうか)でお勧めの酒を飲んでみてください。

ぶっちゃけ500円以下だとアルコールの混ぜ物が多い、質より量の酒ってこともありますが、一杯600〜800円くらいだと、いわゆる純米や吟醸という一級品をちゃんと出してくれると思いますし、お勧めを聞いて下手なものが出てくるってこともないと思います。

そこで、唐揚げなり焼き鳥なり、脂のジュっとしたしたもんを食って、クっと冷たい酒で流し込んだ日にゃぁもう。

もうちょっというと、1000円以上になると大吟醸クラスが飲めるんですが、この大吟醸ってのも一度は飲んでみることをお勧め。

日本酒もいろいろ種類ありますが、大吟醸ってのが、一番良いとこ取りの作りで、そのキレ具合は他の飲み物じゃ絶対お目にかかれないピュアさ。ヒヤでくっとおちょこを飲み干すのはたまらんすよ。



飲みにけーしょん


ナイス飲みっぷりの紳士はUnityのCEO、デイビッド氏

外人の来客の際はべったべたのビアパブで飲むか、こってこての日本料理+日本酒か、ということが多く、特に後者で「日本酒初めて」という人(しかも外人)でハズレだったことはありません。

むしろ日本に来たからには日本酒、しかも、旨いレアものキボン、という外人の方もよくいます(ディビッド氏は事業での先見の明を見せながら酒の趣向でも通な男でした)

日本食で日本酒を飲んで喜ぶ外人を見ると、やはり日本人として誇らしく嬉しい、という気持ちになるんですよね。やっぱし食べ物と酒って思い入れが強いですし。

。。。


そういう意味でも、改めて前述の飲んで支援の会の方々しかり被災地の人々が地元の名産を心から支援する気持ち、他人事ならぬ物があると感じます。。

被災に関すると話は尽きないものですが、日本酒を切り口に日本の誇りを知るきっかけとなったり、その先に現地の人を支援する気持ちが芽生えたり、というのもいいのではないか、、、ということで、ちょっとばかり、日本酒のお勧め話を書いてみました。

ちなみに↑のロゴは、先日のポケベガの売り上げの寄付先のイベントから拝借したものです。
こうした会合を率先して主催される方々の熱意には感服するばかりですが、ボランティアの意味、良さの話もさることながら、やっぱ日本の食い物旨いですし、良い物を作ってくれる人達へ感謝と支援の気持ちがこれからも高まってくこと、願いたい限りです。

っと、話長かったですが、これを読んで、今度飲み屋に行って、日本酒が5種類くらいおいてあったら、是非店の人にお勧めを聞いてみましょう。

飲めばきっと、日本への思い入れが一段深まると思います。