iMacにSSD換装で究極進化形に
iMacをこじ開けてSuperDriveを引っぺがしSSDを代わりに取りつけ起動ドライブにして最初についてた1T HDDをデータ専用にしました。
SSDってのは、いわゆるディスク(お皿)じゃなくて、メモリカードがハードディスク並の化け物容量サイズ(100GBとか)でハードディスクの代わりに使えるようになった未来のパーツです。
買って来たブツはつい4月に出たばかりのIntelの爆速SSDがちょっと廉価になったこれ。
Intel SSD 320 Series(Postville-Refresh) 2.5inch MLC 9.5mm 160GB ResellerBOX SSDSA2CW160G3K5
- 出版社/メーカー: インテル
- 発売日: 2011/04/12
- メディア: Personal Computers
- 購入: 2人 クリック: 314回
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160GB
起動ドライブ+アプリ置き場としては全然十分。
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※このエントリを書いた五ヶ月後に加筆修正
SSD換装初挑戦時に買った↑は3週間で壊れ、「ファームの問題だから新ファーム待って」と言われ二ヶ月まちのあと、結局問題は解決されず新品交換されてまた5週間で壊れ「さすがに冗談につきあってらんないので返金してください」「はい」ってことで↓のものを買い直しました。
Crucial 2.5インチ 内蔵型 SATA3.0対応 M4 SSDシリーズ 256GB CT256M4SSD2
- 出版社/メーカー: Crucial Technology
- メディア: Personal Computers
- 購入: 11人 クリック: 443回
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ちなみにiMac + SSDでググるとトップになるエントリでこんな地雷商品を紹介してたのは末代までの恥。。もし問題がおきたら↑をご参考にしてくださいませ。。。
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AdobeとかFinalCutとかMAYAとかMacでも最重量級アプリをぎっしりいれても100GBくらいすかね。全然オッケーでした。
以下、感想とかはまったところとかなどなど。
感想、というか早さ
体感でいうと、フロッピーで作業してた時代から、初めてのHDDを買って取り付けた時くらいの劇的変化あり。
っていうかフロッピーで作業した経験ある人ってどんだけいるんでしょうか。
っつーかSSDの速度っていったらもう。初代プレステのメモリくらいはええわけで。
初代プレステっつったら1秒で20万ポリゴンくらい出るわけで。
そんくらいの速度でファイルの読み書き出来ちゃうっつったら。なにやっても笑っちゃうほど早い。早回しみてるみたい。
そもそも、SSDにしなきゃやってられん、、、と思った動機は2点。
起動が遅い。Xcodeがもっさり。
っていうかMacは基本、起動は早いのですが、ドックの使い勝手がよいせいか、ついつい常用アプリを「起動時にロード」とか指定してしまって、画面がでても一通りロードが終わって作業が出来るまでどんだけ待たされるんだよってことになりがちですが。
そこはSSD、もう、魔法のように一瞬で全部起動しちまいます。
っていうかなに起動してもほいほい画面が出てくるので楽しい楽しい。
そして、SSD化へいく決心の元なのはXcode4
4になってからなんでもバックグラウンドで自動的に、、、って感じになったんですが(FixItとか)逆に言うとマニュアルで即時にアクセスできてたあれこれが出来なくなった「未来的でインテリジェント」なアプリにありがちな欠陥をもりもりに備えてるわけで。
特にCodeCompleteとFixIt(とにかく自動でいろいろ補間や指摘してくれる)がすげぇ足をひっぱる場面が多く(直してもなかなか修正を認識しなかったり、認識するのを待つだけで作業テンポがどんどん悪くなる)
しまいにゃタブの切り替えももっさく思えてきて、「もさ」っと思った瞬間、"iMac SSD"でググってしまう始末。
そして今、ついに手に入れた!そう、これこそがAppleが抱いてた未来感!!というのをやっと体感(小さいプロジェクトなら普通に体感できるんだけど、、、)
なにやっても瞬時に認識、指摘してくれるこの感覚。
言うなれば、カーナビで曲がらなきゃいけない交差点を過ぎてから「曲がってください」というくらい使い物にならなかった次元から、最新カーナビで「5秒後に左折、後ろから来るバイクに注意してください」くらい知りたい情報をきびきび的確に言ってくれるようになった感覚、っていうかやっとXcode4になった恩恵を体感。ハードル高かった(^^;
SSD化への道
「手順を公開して!」という技術仲間の期待、声はもちろんわかってるので、最初はポイントを公開せねば!と思ったのですが、結構な苦難の数で、既に欧米の先人が事細かに書いてるし、それに付け加えてなにかっても大変なので、超ピンポイントで「日本ではコレが手に入らないのでハマる」という話を(^^;
まず、SSDをHDDの代わりに換装するだけなら割と楽です。
iMacを開けてディスプレイを外すのも結構大変ですが、パーツ的にはそのまま交換出来るので問題ないわけで。
だがしかし、最近の1T HDDになれてると、100GB程度のSSDの他にデータ用に内蔵のHDDが欲しいよなぁ、、と思ったらSuperDrive外すしかねぇって話になるのですが。。。
これがイバラの道でした。
SuperDriveはslim-sataという規格で繋がってて、
これを普通のSATAに替えようと思うと、見れば分かるのですがマザボを超絶に分解せねばならず、すげぇハードルが高いので断念し、slim-sataとsataを繋ぐ変換方法はないか、、、と探しさまようことになるのですが、、
結論、↓のパーツがあると、slimをsataに替えてSSDにさっくりささるので、それでめでたしめでたしなんですが、、、
とにもかくもこの部品がどこにもねぇとw
雨の秋葉を2周して歩いて探してどこにも無かったっす(^^;
っていうか秋葉のパーツショップ、かなり減りましたねぇ。。。そしてメイド系が増えたというか、完全に供給過多のように見えたというか、それでも客は死ぬほどいるというか、秋葉はいったいなにをしにいく街なのかというか、、そんな余計なことを思いながら、、、
とにかく、このパーツで解決という考え方が地雷でした。
そして正解はこちら
ssdを囲ってる枠は、スリムDVDドライブのスペースにきっちり2.5inchなモノをハメて、sataをslimに変換してマウントしてくれるという、まさにこのタメのピッタシかんかんなパーツ。
このマウンタが変換してくれたslimのポートをiMacが出してるslimケーブルにぶすっと挿せば完了!!
そしてこのパーツ、なんと秋葉で一軒しか置いてませんw
http://www.toeimusen.co.jp/~th/info.html
↑の地図に行き着くまでに秋葉中駆け巡りました。。今時こんな体験ないっすよ。。。
っていうかこのパーツに行き着くまでに近場のPC-DEPO、最短距離のヨドバシ、意を決して秋葉へ、、、っと、たった一個のパーツだけで二日近く消費。。。SSD買ったりは通販で一瞬なんですが、こうした苦労がハードルの高さを思わせてくれます。
ともあれ、ハード的な問題はこれでクリア。
SSDを繋げるのはとりあえずこの部品を確保できるかどうかが日本ではかなり重要です。
っていうか2010年モデルだと純正マウンタも出てるんですが、そっちもかなりレア。。(私のは2009モデル)
OSインストで大ハマリ
やっとSSDが繋がったので、さぁその威力を見せてくれ!!
っとパンドラの箱を開けてから起動するまでさらに二日w
金曜の昼に作業初めて月曜の夕方にやっと起動した感じなんですが(^^;
なににはまったかというと、外付けDVDドライブからのOSインストがなぜかこける。土日だけで10回くらいインスト試したけど、とにもかくもだめ。
FAQ見ると「純正ドライブで試して」とありがたいガイドがあったのですが、純正の外付けドライブってiMac用にはないんですよw(MacBookAir用ならある)
最初はSSDにOSインストしてタイムマシンで復活と思ってたのですが、もってるIO DATAの外付けドライブにはなんか落とし穴があるんだろうなぁ、、、ということで断念し、次なる道は、、、
元々の起動ドライブ(1T hdd)をディスクユーティリティで丸々SSDにコピーする方法。
こんなことも出来るんだからMacってステキ!と思っても、もとの1T hddも結構ファイルが詰まってるので、それをまずSSDに丸コピーできるよう、100GBまで起動に不要なファイルをバックアップHDD繋げて一時退避。
1Tコピーするのになにげに10時間くらいかかるという。
っというかOSのインストにこけまくってたので、この作業をしてる時点ではSSDに半信半疑。
こんだけ大作業してHDDコピーも失敗したら泣く、と思ったけど、それはあっさり成功。
かくして、やっとこSSDで起動するiMacが手に入ったのでした。
総じて思ったこと
そもそもApple製品を買ったら、野暮な自作メンテの苦労から解放されて、一発でその時代の最強ソリューションゲット!ってのが基本と思いますが、この換装作業はまさに自作メンテの中でももっとも上級黒魔術レベルのオンパレード。
しかし、SSDとHDDコンビネーションは快適度を手にするのにCPUよりもGPUよりも重要なものというのが今となってははっきりしっかり痛感なのですが、私が買った2009モデルはそれが出来ないのでやむなく自作換装という道になっちゃったりしましたが。
今からiMac買うなら数万円高くても間違いなくSSD付きを買うのは死ぬほどお勧めです。
っていうか、Xcode4のもっさりが直ったら必須度が10%くらいまで下がりますが(^^;
いやしかし、これで我がMacも、人生史上でも比類泣き名機に変貌。
これで集中力2000%くらいにガチャガチャ仕事して燃え尽きるほどヒートしていきたいと思います。