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AppBankとグランズウェル

AppBankさんのPodcastにお招き預かり、鎌倉まで行ってきました。
半分嘘です。ホントは所用のためにAppBankさんとメールのやりとりしてたら積もる話?もあるのでご飯食べましょう、っということで、前回がこちらの近所だったので先方の近所に行こうと思っていたところ、当日、全然別のミーティングで「これから鎌倉でしょ?」的な指摘を受け「なぬ?!なんで知ってる?!」と思ってたら、Podcastで予告されていたという、というか行ってみたらやっぱPodcastなんだ?っていう感じでした。

率直なところ、すんげぇざっくばらん。

うまいもの食っちゃいましょう!的な感じで湘南海岸前のオイスターバーに突撃して収録マイクをテーブルにおいて、あとは一応?タイトルコールして、フリートピックでお話、というかホント普通の飲み会。
無論、AppBankさんという希有なネット界のビッグと濃い話をするってのは相当に楽しいことなんですが、ホントにお世辞抜きで、勉強になりました。たぶん本人が聞いたら「ええ?!なにを根拠に?!」と言うと思いますが。

言おうか言うまいか悩んで野暮なので言わなかったことで、私もネットでモノを売る商売をしてる手前、ハウツー本を色々買って読んでいたりするのですが、その中で

グランズウェル ソーシャルテクノロジーによる企業戦略 (Harvard Business School Press)

グランズウェル ソーシャルテクノロジーによる企業戦略 (Harvard Business School Press)

とまぁ小難しそうな本などもあるんですが、「グランズウェル≒ネットのうねり」をテーマにした顧客との対話ビジネスの話だったりするんですが。
昨今のこの手の本の帯は偉く挑発的で「他の選択肢はない」「退路は断たれた。前進あるのみ」な、まー平たく言うと既成概念に苦しむ企業向けの、老舗企業内の余儀なく起こる革命の紹介とか、振興ベンチャーに突然起こる地雷とか、面白いトピックテンコ盛りの話から始まって「対岸の火事ではなく、あなたの足下でも起きること」と言う下りから、ハウツー本に特化しない(ネットならこの辺押さえとけ!という話じゃなくて、なんで人類がそんなにネットで盛り上がっちゃうか。そしてその祭りにいかに入るか)的な本だと思うんですが。

なんでこんな話を引き合いに出したかというと、実例の紹介で、「マーケティングとしてブログは避けては通れない」とした上で既に会社の方針として、ソニーGM(今は残念な話だけど)も宣伝部長や副社長もブログを持っていて、なにかあったら炎上もあるけど、素に対話をすることがもっとも有効で、そこに至らぬ迂回こそがやばい、って非常に腑に落ちる話があったり。

その中の事例のひとつで、Digg(平たく言えば欧米のはてブ。Web界の巨人)にある日直撃した事件で「DVDの暗号キーが暴かれ、公開された」というニュースにあいついでブクマ(それをDiggと呼ぶ)がつき、トップになってPVが爆発。DVDメーカー(ソニーワーナーやら?)が相次いで「リンクを取りやめないと法的措置に」と打電。さっくりリンクを消したけど第二、第三のリンクが集中着弾。
リンクを消すモグラ叩きの中、賠償金の見積もりが送りつけられ続け、創業者が、非常に素のままに「このままではDiggは潰れてしまう。だけど、もうこの瞬間から、リンクを消したり、投稿を消したりしない。賠償で潰れたとしても、ありのままの対応をしていき、それで敗北となっても、それはいい。我々はやろうとしたこと(Digg)に挑みながら死んでいく」と、創業者ならではの覚悟表明を公開。

徐々に騒動は収まったみたいだけど、結局燃料になっていたのは「映画業界の永続的な削除要請」が永続的にネットの人の反応と一体感を生み出して、Diggはその狭間に立ったという話。

実際のところ、「えー、とAppBankとご飯くった話となんの関係が?」って話に戻ると、↑の例ってのは結局「大組織でも素をさらすことが一番の特効薬」って話で、そのさらし方をネットのいろんなサービスで(平たく言えばブログ)やる話で、こーいうと「んな難しそうな話読んでそれかい!」ってところもあるんだけど、今のところ思ったのは「この本読むよりオモろいブログを一本でも書く方がいいや」ってとこで、それでお客様と一体感が出ることが一番じゃないですかってところで。

っとどんどん殻を剥いていけば、ざっくばらんにハイペースな媒体が一番面白いってことになって、AppBankさんとこで飯くって駄弁るってのは日本の究極点の一つだなぁ(実際のPVを考えても)ということ。早い話、↑の本の教えみたいなことは天然でそれ以上の実例でAppBankさんが達成しちゃってるってことで勉強になりました!ってことでございます。

そんなわけで、えー、Podcastでは新作のこともさっくり紹介しておりますので宜しくお願いします。願わくば、そのPodcastが公開される前に発売されて(審査終了になって)欲しいんだけどなぁ。

追記:
ご飯うまかったです。ご馳走様でした!