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iPhone・ゲーム業界のちょっと先を考える

ビバ!iPhone

さらばめんどくさい開発環境!古くさい慣習の数々!
俺たちゃただ新しい楽しいゲームを作りたい、遊びたいのさぁ!!

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まぁ、長年ゲーム業界にいるとお付き合いもあるもので、こんなことを書くのはかなり憚るものですが、昨今のメンタマ飛び出るようなニュースを見てると、各所でそんなこと言わんばかりの電波がばんばん飛び交ってるような気がしてなりません(私のチャンネル的に)というか、リアルに問い合わせが多いです。

実際問題、私的にそんなメンタマぶっ飛びビッグニュースが日々平然と世に溢れ出てますが、こんなニュースが吹き荒れたらそりゃ風向きも変わりますがな、と思います。

具体的には

iPhone/Macの開発言語、Objective-Cプログラマーが業界最低水準(前年度)からいきなり10倍規模に急成長!

よく「iPhoneMac含む)はC言語?」という質問も聞かれますが、C言語も使えますが、OSはObjective-Cという、ほぼAppleの独自言語(と言えますよね(^^;)で作られてるのでObjective-Cが使えたほうが手っ取り早いです。そしてそのObjective-Cを使えるプログラマは、iPhone以前はプログラマの人口比率は最低レベル、そして今は爆発的に10倍規模、無論もっと増えることでしょう。という状況です。

AppStoreのアプリが3万を突破!

もはやプログラマが10倍に増えた、以上にアプリが増えてますよね。


売り上げ的に成功するのはそのうち3%!


ところによって5%とか3%とか、まちまちな数字で語れる下りですが、肌感覚的なものでしょうし、おおむねそんなものじゃないかと思います。



そして、↓からは↑の風を受けたような感じのニュースですが


DSiではAppStore的な環境を目指す

という記事も見かけますよね。
ゲーム機作ってるメーカーならどう考えても、「うちもAppStoreみたいになればいいのに」と思わざるを得ないでしょう!


PS3の開発機の値段がいきなり20万円まで値下げ(元々はランエボ?くらい高い)

なんつっても10万(安くて5万)でMac買ったらiPhoneのアプリ作り放題で、プログラマの数が激増!というのは例えるなら「グーグルが無料でサービスするならウチも無料でユーザー増やします(MS)」みたいな勢いでしょうか。
Mac高いYO!」的な話はあくまでネットブックやゲーム機的な使い方での話で、つくづく開発機としては価格破壊といえるほど安いです。


さらにPSN(PS3のダウンロードゲー)での開発は開発資金をSCEが受け持ち!

業界人ならメンタマとのどチ○コ飛び出しながら鼻血が止まらないようなスペシャルな話なのですが、開発資金受け持ちながら、著作権(IP)はなんと開発者へ!
ある意味Windowsが無料になった!くらいにインパクトある話です。


ともあれ、これらのビッグニュースの詳しい因果関係を推察!とか抜きに、多くの人が直感的に「こいつぁiPhoneの仕業にちげぇねぇ!」的に思ってるからこそ、ブロガー、メディアもこぞってiPhoneAppleの扱いをどんどん拡大してるんですよね。

こんなニュースが続いてると、iPhoneはゲーム業界に列島分断級の激震を起こすのじゃないかと思います。
「任天堂ショック」なんて記事も出たりしてますが、こんなことあったらまさに列島分断ですよね(願望的にはならないで欲しいところ!)


そんなわけで、これまでのゲーム機メーカーもこぞってAppStore的な要素(手軽なダウンロード販売を主とする、開発の敷居を下げてユニークなアプリ数を拡大)を導入しようとすると思いますが。


なんつってもダウンロード=ネット回線と直結してるiPhoneは強すぎ。
動力(ネット接続)を外部に頼る馬車(他のゲーム機)と、内蔵した自動車くらいの差があるのは明白。
無論、Mac買ったら即開発可能というのも強い!
今までゲーム業界人だけだったクローズな世界に「よ〜しやってみっかー」という勢いで誰でも入れる大きな扉を開いてしまったわけで、そらアプリの数も激増しますよね。

また、日本以上にアメリカではAppleはメジャーイメージな訳で、例えば
NECDOCOMOと組んでnPhoneを販売!」とかいうくらいの「王道感」がある訳で、そんな王道がこんな色気を放っていれば「迷わずGO!」というのが人情ではないでしょうか。


っと、、、ここまではまとめ的な話で、もっぱら私的にはiPhoneというものは、ゲーム業界の新しいブラックホールだとも思ってたりします。
引力圏に入ったら最後、もう逃れられないくらい強烈。

感覚的に「よく知らないので興味ない。聞いても興味ない。めんどくさそう、ウザい」というくらいの距離感があれば、害?はないのですが、ちょっとでも触れたら最後というのが現状でしょう。開発者としてもユーザーとしても、iPhoneを理解したあとに他のモノに戻れる、という感覚はかなり薄いと思います。

逆に言えば、開発者が他のモノに戻る、という動機、選択肢は「競争が激しすぎて儲けに至りにくい」が主要な理由になるんじゃないかと思います。
なんつっても儲かる人は一部という現状がある以上、開発畑の人タチの生存原理から言えば儲からない人はなんとかしなきゃいけないわけで、そうなればiPhoneを無理にやるよりも他の開発も考えるということになるのは自然ですが、、、

ここで問題なのが、他のゲーム機がもし真っ向勝負でAppStoreやiPhone的なもの(手軽なダウンロード販売を主とする、開発の敷居を下げてユニークなアプリ数を拡大)になってきたら、同じ問題に直面しちゃいます。
そうなったらまさにブラックホール

ともあれ、一言で言えば「激流」であるわけで、そんな中で残るモノはただ「いいモノ」というシンプルルールは変わらないのと、運悪く埋もれるという時流との戦いもiPhoneは他に比べて多少過激なものですが、埋もれても掘り出されるのは「いいモノ」だし、「勝者の最低条件は備えあるもの」と素直に良アプリを目指して磨くのが開発サイドの本道ってのは、どんな状況でも変わらないんじゃないかと思います。
多少競争激しい分、ビッカビカに磨く必要があるよな、とは思います(^^;

とか言ってる中で次アプリもいろいろと審査中の中、iNinjaもさらに磨いてついにVer2.0となりました。

Ver2.0では新武器、ヌンチャクが登場した他、「いろいろ奥が深そうだけど、仕組みがわかりにくい」というユーザー様の声を反映し、初回プレイ時にガイド巻物による秘技の解説などを追加し、普段ゲームやらない人でも結構いい感じにツボを掴んで遊んでくれるようになってきました。

iNinjaも何回かVerUpを重ねてきましたが、iPhoneは常に市場が広がっているし、ユーザーの声を反映することで今後ダウンロードしてくれる人がより満足してくれればよりよいセールにもなると期待できるのも、AppStoreならではのいいところだと思います。

結局、ビッグニュース大連発の激流だけど、初心忘れるべからず!的な話でした。