Macでマインドマップ

パソコンで一番することと言えばマインドマップを書くことだったりします。
正直に言えばWebを見るほうが長いかも、とは思いますが、プログラムをしたり、絵を描いたり、テキストを書いたり、ということよりマインドマップを書くことのが多いくらいです。
前の会社でもマインドマップの導入を進めたのですが、瞬く間に広まった、、、とは言えないですが、マインドマップにはまった人が続出し、狙いどおり生産効率も上がり喜ばしいものでした。

なんでこんなにマインドマップを使ってるかというと、「記憶を司る脳の中のニューロンシナプスは、脳内の3次元空間上に当然だけど四方八方に詰まっていて、それらが連携することで記憶を呼び出している。文書の様に上から下へという記録の並びを脳に入れるには、1次元的なものを3次元に展開し、脳内の3次元上のニューロンに記録するわけだけど、マインドマップは通常の文書に比べ、立体的(少なくとも2次元的)なので、脳への出し入れがより自然で、本来の思考の形に近い記述が出来る」という紹介を読んだときに、利に叶ってるなぁと思い、実際に使ってるうちにずっぽりハマっていったという寸法です。

その時は無料で使える人気のマインドマップツールFreeMindをみんな使っていたのですが、この1,2年のうちにマインドマップ専用アプリが激増し、FreeMindをしのぐ素敵な機能を備えたものも多かったので、いろいろと試した結果、iMindMapとXMindという二つのアプリにいきつきました。

Buzan's iMindMap日本語版スタンダード・エディション

Buzan's iMindMap日本語版スタンダード・エディション

アフィリエイトでアマゾンの日本語版を引用しましたが、英語版のが安いのでそっちを買いました。

使ってみた絵図らはこんな感じです。

このアプリは「マインドマップ の生みの親である、トニーブザンが公認する唯一のマインドマップ作成ソフトです」が決まり文句なんですが、ブザン氏は「手で書くのが一番」と彼のマインドマップ説明本で言ってたので、このアプリでは手書きっぽく自由な線でマインドマップを書けたり、大きくなってごちゃついた時に手書きタッチのまま線や位置を重ならないように自動再配置してくれて素敵です。
また、手書きでの絵の挿入がダイレクトに出来るので(絵を描くダイアログが別に出ます)タブレットでちょこちょこ絵を付け足すなどにとても便利です。

しかし、失敗したなと思ったのが、松竹梅の3エディションの中の、真ん中のProfessionalエディションを買ったのですが、このエディションからついているパワーポイントへのエクスポート機能が全くの期待外れで、そもそもトライアルアプリでは使わせてくれない機能だったので購入後楽しみにエクスポートしてみたら、想像していたのはマインドマップの絵図らのまま、パワーポイントへエクスポートしてくれるもんだとばかり思っていたのに(NovaMindというマインドマップツールではこちらはばっちりな機能です)、あろうことかテキストのリストでエクスポートしてくれやがりました。わざわざ1万円も余計に出したのに超がっくしでした。

それでも手書きと絵の挿入には便利なので、企画系のアイディアのまとめにはとても重宝しています。

しかし、Taskを思いつくまま列挙してスケジュールの草案を作るなどにはグラフィカル過ぎるというか、FreeMindのほうが素朴なテキストでの記述に便利かなぁ、と思っていたところにストライクなアプリがXMindでした(そもそもその使用感の良さに感嘆して今日のブログを書いたのでした)

↑の図では肝心のマインドマップがわかりずらいですが、マインドマップに書いた各ノードの追加情報として、タスクとして優先順位や開始、終了時期を設定することができ、しかもガントチャートして別ビューで一覧できるという優れものです。
ちなみにこれに似た機能がiMindMapでもありますが、一番高いエディションのみ対応で$299!もします。

XMindは無料版もあるのですが、このガントチャート機能は有料版から対応、とはいえ、Subscriptionでのみの販売なので、月払いだと$6、年間払いでも$49です。
とりあえずスケジュールをまとめて見たかったので$6(今なら500円ちょっとですね)払って書いてみたり、エクスポートをしてみましたが、出力結果が期待以上によく、PDFやhtmlへの出力結果はマインドマップを見やすく分割して出力してくれて見やすく、とても気に入りました。
また、一番気にいった機能はプレゼンテーションで、FreeMindiMindMapでもプレゼンや会議の時に、話している場所のノードを中心でアップに表示するなどを手で行うことが多かったのですが、XMindではそれをエフェクト付きで自動で行ってくれるので、プレゼンターはスペースを押せば次のノード(話題)に自動で移るので、マインドマップで作った会議資料を非常に効率よく使うことが出来ます。

そんなわけで、安かったり、かゆいところに手が届く機能がいろいろとついていたりとXMindはとても気にいりましたが、企画などを書くときに手書きの説明や、グラフィカルに目を引くものを作りたいときはiMindMapのがむいて面もあるので、この二つを併用しています。

実は「二つもマインドマップアプリ買ってちょっとブルー」という面もあるのですが、両方の長所や必要性を書いて少し落ち着きました。

ちなみにNovaMindのMindMapの説明ビデオが面白くて大好きです。