【日刊レビュー】「1巻無料」にまたやられました・惡の華

「こんなん読んだら最後、ケツの毛までむしられるでしょ」と避け続けてた「悪の華」が一巻無料なので思わずダウンロード。

安定性抜群で最終巻まで購入してしまいました。全巻のレビューがそれぞれほとんど星5とか落とし穴すぎるでしょ。

惡の華(1) (週刊少年マガジンコミックス)

惡の華(1) (週刊少年マガジンコミックス)

 

思春期恋愛もののレールを見せながら殺し屋1ばりの変態道に転がり落ちてく突っ込みすぎたプロット。さすがマガジン、ギリギリかちょっと場外くらいを攻めてる。

画力が上がりすぎて美少女になりすぎるヒロインたちも中身は殺し屋1の柿原と化して究極のヘビーパンチで泣き虫の主人公を追い詰めてく。1ページ先に救いを求め手を止められない展開。

全11巻ながら6巻あたりのクライマックスがヘビーすぎ。

そっから先のクールダウンから同等のクライマックスを求めると一気に読み終わっちゃいましたが、歳をとってく人物を見てると、思春期こじらせるブラックホール感がまたひとしお。

本当に一瞬で読みきっちゃったのでまた読み直します。

【日刊レビュー】かっこよさの塊「スペクター」

映画が安く見える109のということでやっと観てきたボンド最新作。

来週になったらスターウォーズ一色になるのは間違いないので滑り込みって感じ。

とにかくオープニングがむっちゃカッコえぇええええ!!!

フェードインして10分は釘付け!!!一発でボンドの世界観にフォーリンラブ。

史上最高に忍んでないスパイ達が織り成す大スケールの攻防戦にお話の中の世界の人たちも騒然。

多くを語るのも野暮、少しでもかっこいいかもと思ったら是非このオープニングは見て欲しい。

つーかここのとこのボンドというかMI6といえば「スパイなんて過去の遺物」という自虐ネタと、過去の遺物と思わせといて大繁栄してるスーパー悪の組織って文法と、とにかくハッキングしたもの勝ちでQの立場がガンガン強くなってる印象ですが、そうした世論背景も合わせながら、しっかり悪の組織は立派な宮殿を築き上げてくれてたり、美女と乗り込んでその努力の結晶を独自の裁量で灰塵にしてくマーダーライセンス007は、ある意味最も007らしい流れ。

ナイツの漫才が必ず期待を超えてくるような、ひねってよじれて途中でワープするような作り手の圧倒的な器量の大きさをしっかりエンジョイさせてくれました。

もしかしたらダニエル・クレイグ最後のボンドか?と思わせる演出も多いですが、その流れでエンディングががっつり007で、クレジット中も誰も席を立つことなくメインテーマを楽しんでたのも印象的でした。

映画はサム・メンデス監督の2連投でしたが、そろそろEAの新ボンドゲームもでねーかなと夢膨らむ劇場体験でした。

 

 

【日刊レビュー】今なら30%オフ「カイジ・ワンポーカー編」

 安売りということで、いつかまとめて読もうと思ってた今の連載中の新章。ワン・ポーカー編を6巻まとめ読み

 安定と期待のぐるぐるざわざわな博打で脳が焼かれて「ココココ、狂っておる!狂っておる!」を窒息しそうな思いで早く次のページめくって安堵に辿りつかないかと一気に読むこの作品の醍醐味は大健在。

成長のジレンマを見事に続け、ニートカイジくんは今回は1コイン2億円のポーカーで「負けたらやっぱり死ぬんですよね?」をモヤモヤさせながら引っ張るのがうまい新しいラスボス「和也」と決戦。

バットマンのゲームもそうでしたが、悪人達が頑張ってバットマンが毎日脳汁出しながら暴れる君ばりに興奮しっぱなしのゴッサムシティを作ってくれたように、本作の和也もたゆまぬ努力でカイジがゆらゆらしっぱなしのスーパーギャンブルマシンを「こんなこともあろうかと」と言わんばかりに作り込んで待ち構えててくれたのは本当に立派。

そんな和也の罠にバリバリとはまってくカイジの名言「こんな大金をつかめるなんて一生ねぇ!なんだってやってやるぜ!!」が他人事じゃなく聞こえるのはタイムリーな感じ。

今売ってる6巻ぽっちじゃぁ全体の何パーセントなのかもわかりませんが、ここまででも十分に楽しめました。

 

【日刊レビュー】新たな方向性が明確化したUnity 5.3

 

本日無事リリースされたUnity5.3。今年初めに発表されたロードマップは無事に全うされ(一部ドロップもありましたが)恩恵として期待されてたものはほぼほぼ使えてる感じ。Unityカンパニー様、いつもありがとうございます。

 

新たな方向性・マルチシーン編集

みれば一発ですが、ヒエラルキービューに、これまでAdditiveなどでロードされたシーンが別々に表示される様になりました。

しかもランタイムのみならず、編集時にシーンをヒエラルキーにドロップすれば同時編集できる優れもの。

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上の図の様に、これまでロビーに突入するたびにクエストからガチャからユニット画面からって長々とロードする様な設計になりがちだったのを、複数シーンに分けてロード管理や編集管理がしやすくなったので、ロードは短縮できるし編集はぶつからないしでいいことづくめ。

これまでも出来ることでしたが、エディタとして明確に対応されたので、デファクトな設計方針になるような、大きな影響を及ぼすとおもいます。

っていうか、これまでそうしたマルチシーン前提の設計で進めてきたのですが、その楽さと完成度の高さはべらぼうなもの。この優位性なくなっちまうのかーという惜しい気もしますが、まぁ技術なんてそんなもんですよね。

日本語の公式ブログでも詳解されてハイライトの多いメジャーアップデートでしたが、大きく言及したかったのはまずはここ。

まだ使い始めたばかりなので、引き続き恩恵をエンジョイさせていただきたいとおもいます。

【日刊レビュー】意外に遊べるクソゲー?ニード・フォア・スピード

初めての誤購入

PSNの購入ボタンを連打してたら、間違ってカートに入れてたニード・フォア・スピードを間違って購入!!ハッセンエン!!でかすぎる!!!

すかさず払い戻しをググったら山のように出る「払い戻し不可能」と、その仕様を呪うエントリーの数々。

しょうがないので値段分しゃぶり尽くそうと思ったら結構遊べて、怪我の功名か?と思ったけど、クソゲーすぎる部分にイラつきながらもまた起動してしまう自分。

 

完全に実写!?なので実写映像とそのまま繋がるのが売り

もともと気になってたのは映像のリアルさもさながら、登場キャラのかっこよさ。

絶妙な味わいの見た目と役所に興味津々。

これらを見て「超気になる!でもハッセンエンはタケェ!!」という思いからうっかりカートに入れるところまで行ってたりしました。

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レースもかっこいい。でもやってみたらびっくり、この街、なんと夜と朝焼けしかない。レース中に朝焼けが出てくるとあまりのカッコよさに脳汁がビュルビュル出るんだけど、驚いたのは、そのあとまた夜になる。なんだその天動説。

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しかしそうした割り切りの末に行き着いた「レースしっぱなし」のゲームプレイになってて止めどろこがない、脳汁沸騰しっぱなしって感じでこれはナイス。

オープンワールドのレースゲーってレースのポイントに行くまでがたるいけど、その道中が味って売りって諸刃の剣でしたが、このゲームではレース終了直後から次のレースの間が仕組み的にもうまくいってると思う。

オープンワールド系のレースゲーは何本か買ってしっくりこない思いがどっかにあったけどこれでついに慣れてしまった感じ。むしろサーキット系のゲームがたるく思えるくらいに洗脳。いい具合にハマれてます。

速攻直して欲しいクソゲーすぎるポイント

なんとこのゲーム、PS4のサスペンド・レジュームに対応してない、どころか、サスペンドすると超たいへん。

まず、復帰すると1分黒画面で停止、なんだそのタブーに挑戦しすぎた仕様。。

黒画面から復帰すると、1分かけてタイトルに戻って、ゲームスタートを選んで2分ロード画面。

まさかあの広大なマップを全部メモリからパージして、また1からロードし直すのか?なんだその放置プレイ。

レースはゴールにたどり着くと運転はAIに自動で変わり、リワードのUIを見る画面に。

しかし、AIがアホすぎて町中の障害物に突っ込みまくりで車はリアルな表現で傷だらけになってく。車好きのゲーマーたちはリワードいらないから俺の美麗な車を汚さないでくれ!!と発狂するだろ。

 

ともあれロードだけはなんとか直して欲しいものです。

 

いろいろ言ったけどPS4でやり続けられるレースゲームって初めてだから、買った甲斐はあったかなと思ったりしました。

【日刊レビュー】究極と志向の戦車映画・ガルパンとフューリー

 
立川シネマシティの極上爆音上映が必須と思われる映画、ガールズ&パンツァーが今日を逃すと午前9時の回だけになってしまうので、速攻でテレビシリーズも全部視聴して視聴に挑んできました。
 
考えてみればアニメの映画ってエヴァとかジブリ以外じゃ初めて。自分が世俗にどんどん開発されてる感が高まります。
 
なんつっても「茶道・華道・戦車道」を嗜む花の女子高生が部活と称して町中を戦車戦。町内会のおじちゃんも観覧席で「打っ飛ばせー!!」って草野球みたいなノリで応援。
轟音で飛び交う砲弾で全てが容赦なく木っ端微塵になっていく。
試合が終わればちゃんとお片づけ。

冒頭8分が観れるこれが楽しめたら、見る価値は大いにあり。 

もう、好きなものだけ闇鍋に突っ込んでご都合よろしい設定で100時間煮込みましたみたいな、旨味しかねぇってテイストに極爆上映のシアターにいい年こいたおっさんが真昼間にぎっしり。お前ら無職か。俺は無職だがな!
 
っていうか登場人物多い上に30vs 30の戦車戦でこれまでのオールスターキャラがとんでもない広大で多様なフィールドで終始ドンパチって戦争映画では全くなかったゴージャスさ。戦闘シーンが見たいんじゃぁぁ!!な欲望を満たす映画としてもぶっちぎり。
 
それまで究極の戦車戦映画として名を轟かしてきたフューリーの10倍戦車が出てくる戦車娯楽にお腹いっぱい。
ともあれ、メタスコア97点とかとってる怪物映画を極上のシアターで見れて大感服の娯楽三昧を満喫でした!

【日刊レビュー】GoogleDocからUnityへのインポートを書いてみた

レベルデータだったりクエストだったりシナリオだったり、とかくスプレッドシートからゲームへのインポートをどんだけ手軽にするかは重要なテーマ。

スプレッドシートから構造データに変換してくれAssetの共有も盛んですが、クエストデータの定義とか、冗長箇所が多いものはマクロ的に簡略記法を使いたかったのですが、シートを素のままParseできるこちらを使ってみた。

//Using cell col / row indexes
val = GoogleDocAPI.GetValue<string>(DOC_NAME, 1, 1);

Debug.Log(val);

多くを語る必要もなくこんだけ。

するっと繋がってデータを取れるのはありがたい。

しかし、色々懸念があって、実用に耐えるかはまだ未知数。むしろ耐えないかもしれないと思ったりするが、とりま、レベルデザインの仕事をどんだけ簡略化できるかの検証を優先として、さっくり実装できるこちらで進めてこうと思います。

なんつっても5ドルだったし。